エブマスとは
Emin Boztepe Martial Arts System
1978年頃から葉問(イップマン)最後の弟子である梁挺氏(リャウン·ティン)が、ドイツを中心としたヨーロッパで積極的に詠春拳を広めました。
梁挺氏が、ドイツで指導していた時の高弟が当時ドイツ在住だった師父エミン·ボツテペです。
師父エミンは、1976年からボクシング、ムエタイ、空手、トルコ相撲など多くを学んだ後に、国際詠春總會(InternationalWingTsun™Association)に所属して詠春拳を習得しました。
自らのファイト経験(バウンサー等の経験)と、様々な格闘技を学んだ経験から、いかなる格闘技術よりも理論的に詠春拳は、優れているが、伝統の技術”そのまま”では、現代における路上の実戦での対応に足りない部分が多いと感じ、対応できるようにした詠春拳(WingTzun) エブマス詠春拳を創始し、2001年にEBMASを創立しました。
EBMASとは、Emin Boztepe Martial Arts
Systemの頭文字をとったものです。
トルコでは、ポリスアカデミーで指導し、 FBI(人質救出チーム)と米国第4海兵師団にも指導し採用されています。フランス、ドイツ、イタリアなどでも多くの修行人口を抱え、世界40ヶ国に支部が有ります。
エブマスの事を、詠春拳をベースに様々な格闘技を融合して作った総合格闘技、西洋護身術等と紹介している記述がありますが、それは誤りであり、習得した詠春拳をアップデートさせたというのが事実です。
その理由として詠春拳の伝統技法を習得する事が、練習の基盤となっています。
【インストラクター紹介】
エブマスジャパンチーフインストラクター ヨ―シュ·ロバート
16歳の頃から20年以上詠春拳の修行をする。
ハンガリーとオーストラリアでインストラクターを務め、2006年に来日。
1975年 ハンガリー生まれ
1991年 詠春拳を学ぶ
1996年 インストラクターとして独立
2001年 EBMASに加盟
2002年 EBMAS Australia 設立
2006年 来日
2008年 EBMAS Tokyo 設立
2010年 EBMAS Japanに改名
【エブマス北海道インストラクター】
Ebmashokkaido Instructor Yutaka Kusanagi
エブマス北海道インストラクター 草彅 豊
武道·武術歴37年、ジークンドー歴25年、詠春拳歴14年になります。
私が武術を学ぶきっかけは、子供の頃に憧れたブルース・リーの影響でした。高校生から空手を始め、大会にも出場し、それなりの成績も収めました。
しかし、何か物足りなさを感じていました。憧れだったジークンドーも学びましたが、それでも満足できない感覚がありました。
ふと「詠春拳に答えがあるのではないか」頭に浮かんだのです。その理由は、ブルース・リーも香港で詠春拳を学んでいたからだと思います。
自分の修行に疑問を抱き始めていた頃に、エブマス詠春拳の存在を知り、体験入門をさせていただきました。
その体験は、今までに経験したことのないもので、「なんだ?これは!」と驚愕しました。詠春拳には、私の抱いていた疑問の答えがありました。
私はただ強くなることを追求していた日々に疑問を感じていました。スピードやパワーに頼れば、必ず自分より優れた相手に敗れてしまうのです。
しかし、詠春拳の答えは調和にあることに気づきました。相手に対抗するのではなく、調和するのです。詠春拳を学びながら、そのことを感じざるを得ませんでした。
エブマス詠春拳の理念を伝えることは私の大きな喜びであり、機会を与えてくださったヨシュ・ロバート先生に心から感謝しています。ブルース・リーに出会ってから50年、彼の思想や人生哲学から多くを学びました。彼にも感謝しています。
また、武術の修行を通じてたくさんの人と出会い、経験することができたことにも感謝しています。
詠春拳は本当に楽しいです。
一緒に練習しましょう!どうもありがとう。