詠春拳は手技に優れ、防御技術はそのまま攻撃技に直結しています
詠春拳EBMAS北海道
エブマス北海道 (エミン·ボツテペ·マーシャルアーツ·システム) は、2001年に大師父エミン・ボツテペによって設立された世界最大級の詠春拳団体です。詠春拳を通して健康増進、精神修養、護身術を学ぶ教室です。
本部/支部
EBMAS Hokkaido(this website)
詠春拳
詠春拳は実戦に対して非常に明快で合理的な技術体系と練習体系を持っています。
ブルース・リーが学んでいた拳法としても有名であり、女性が創始者のために姿勢が高く、歩幅は狭く接近戦と短打を得意とする拳法です。
上半身の動きを主体とし、手技が優れています。また、あらゆる防御技術はそのまま攻撃技に直結しているため護身術に適しています。
練習内容
練習は、套路(型)から始めスタンス、構え、基本技の習得。
ステップ、ターンに技を併せた実践練習。
レベルに合わせた対人練習。チーサオを用いた感度練習。護身応用、スパーリング等をおこないます。
【対人練習】
護身術になぜ詠春拳が適しているのか?大師父エミンボツテペの言葉
大師父エミン・ボズテペの人生は、詠春拳の哲学を体現しています。
それは「可能な限り衝突を避けながらも、すべての遭遇には積極的に臨む」こと。
避けられない対立には真正面から立ち向かい、素早く終結させ、最小限のエネルギーで次に進むのです。
詠春拳の哲学によると、「最もシンプルで、簡単で、効果的な方法こそが最良」です。「本当に必要でない身体的衝突を避けることは、臆病なのではなく、謙虚であるということ」とエミンは語ります。
「しかし、自分自身、愛する人々、家族を守るために他に選択肢がない場合、対立には正面から向き合わねばなりません。これは、60カ国以上に広がる私の詠春拳・ファミリーも含まれます」。
さまざまな武術を学んできたエミンですが、現在は詠春拳功夫とエスクリマに基づいた護身術を用いています。
彼は、シンプルで効果的な技術によって速やかに争いを終結させるという哲学に、このスタイルが最も合っていると感じています。
エミンはこう告白します。「私は、自分に最小限のダメージで、最も素早く効果を出せる技術しか信じません。詠春拳の哲学には、『敵に優しくすることは、自分に残酷であること』という考えがあります。
自分や愛する人を傷つけようとする者に、なぜ優しくする必要があるのでしょうか?」
詠春拳の哲学は、現実的なトレーニングも推奨しています。エミンは、これは効果的な護身術を身につける上で最も重要な要素の一つだと考えています。
バッグトレーニングやエアロビクスなどのトレーニングも有効とは考えていますが、生身の相手とのスパーリングや詠春拳のチーサオ練習に勝るものはないと断言します。
「最も優れた技術やインストラクターがいたとしても、定期的かつ現実的な練習をしなければ役に立ちません」とエミンは強調します。彼自身、1日4時間の厳格なトレーニングスケジュールを守っています。
エミンは過去17年間、ヨーロッパ各地でプロの詠春拳指導者として活躍し、その戦闘スキルは広く知られています。
彼のセミナーは、ヨーロッパ、アメリカ、カナダでも非常に人気があり、過去にはヨーロッパ詠春拳協会(EWTO)の中で、師であるキース・カーンスペクトから世界規模での指導を認可された唯一のインストラクターでしたが、2001年に自らの組織EBMAS(エミンボツテペ・マーシャルアーツ・システム)を設立して現在も世界各国で指導をしています。
また、FBIの人質救出チーム(HRT)や、アメリカ海兵隊第4偵察大隊など、精鋭の警察・軍関係者の指導にもあたっています。
ストリートファイトとはなにか?
1.ルールが存在せず、公正さもない。 他者が介入する可能性があり、倒されたり意識を失った後も攻撃を受ける危険がある。
2.攻撃者は、至近距離で巧みに間合いを詰め、突然襲いかかる。
3.攻撃は以下のような状況で発生する。 a) 準備ができていない時 b) 恐怖で身体が固まっている時
4.つまり、レフェリーの合図なしに突然始まる。
5.対峙するのは、トレーニングパートナーではなく、怒りに満ちた「アドレナリン・モンスター」。 彼は自らを奮い立たせ、猛烈な攻撃を仕掛ける。
真の勝利とは、戦闘を回避すること、攻撃せずに終わること、または必要最小限のダメージで相手を制圧することです。